シャーデンフロイデ
中野信子の、シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 読んだ。
おもしろいことがいろいろ書いてあったからまとめようと思う。
他人が失敗したときに喜んでしまう。
他人が成功したときに素直に喜べない。
これはどういうメカニズムでおきてるのか。
人としてだめなことなのか。
本のタイトルであるシャーデンフロイデとは、妬み嫉みの感情のこと。誰かが失敗した時に喜んでしまうこと。
オキシトシンは愛とか仲間を大切にするホルモン。一般に人間性、倫理観が強いと言われる種類の人々に多い。
オキシトシンはストレス減らしたり、不安減らしたり、人の名前多く覚えれたり、社交的になれたりする。絆のホルモンとかいう。
このホルモンは人との繋がりが切れそうな時にそれを阻止する。
誰かが成功してる
↓
自分から離れるのでは
↓
ホルモンでる
↓
嫉妬
逆も。誰かが失敗してると喜んでしまう。離れていかないと思うから。
オキシトシンは母親に多い。それが過度に子供に注がれると過保護とか毒親になったりする。
⭐️妬み
妬みは自分よりも上位の何かを持っている人に対してその差異を解消したいという感情。
差異の解消の仕方で、良性妬みと悪性妬みにわけれる。自分が上がるか、相手を下ろすか。
妬みを感じた相手が自分とはるかに違う次元にいたとき、憧れになる。
⭐️成功者を批判してしまう人たち
子供は空気を読まずに面と向かって暴言を吐いたりする。成長するにつれて人間性が育まれる。向社会的になる。向社会的になると合理的な判断をしにくくなる。向社会性を高めるのがオキシトシン。人間は向社会的であることを好ましい、とする性質を持ってる。オキシトシンによる向社会性(愛)があったからこそ、親に育てられてきたから。種の存続的に、好ましいと思わされる。
世間はオキシトシンを正義として認識しているため、不倫を叩くこと、目立つ人が失敗することを正義と信じている。
⭐️まとめ
嫉妬とか他人が失敗したときに喜んでしまったり、他人の成功を素直に喜べないのは悪いことではない。むしろオキシトシン多いってことだから人として正常。
沸き起こったシャーデンフロイデを他人への攻撃とか、ストーカーとかに移さなければなんの問題もない。